1976(昭和51)年11月21日~23日、現在の高松市民ワンダーフォーゲル協会の前身である高松市ワンダーフォーゲル協会が高松市ハイキング協会と共同で実施した事業です。四国の最狭部約100kmを二泊三日で歩く健脚者向きのコースで、スタート地点とゴール地点には変遷(1回目は伊予寒川駅から南国市砂地、2回目は逆の太平洋から瀬戸内海)でしたが、最終的には伊予三島神社(後にJR伊予三島駅、四国中央市)集合、桂浜(高知市)解散となった。途中、冬の瀬(本山町)、黒滝(南国市)で寝袋を用意しての宿泊となる。
名称もまた1990年「四国横断ビックハイク」から「四国横断市民ウォーク」と変わり、香川県外からの参加者も多かった。参加人数は、第1回目46名、1985年の第10回目44名、1998年の第23回目61名そして最後の2015年の第40回目が24名であった。参加人数も一時10名に落ち込むなど存続の危機にみまわれたが、多くの関係者の努力で、黒滝の宿泊所の改修などでコース変更はあったが、新型コロナウィルス蔓延の影響やコースが災害で通行不能になった時以外は続けることができた。しかし、黒滝での宿泊ができなくなり、やむを得ず中止となってしまった。
ところが、このコースの復活は無理かと思っていたところ、今年(2024年)、さぬき市のボランテイァガイド主催でこのコースを復活させるという。四国ではかなり変化に富んだ歩きがいのある コースです。日程的に11月上旬(文化の日前後)であれば、初日の汗見川沿いのみごとな紅葉を堪能できるはずです。
【行 程】
・1日目 JR伊予三島駅⇒法皇トンネル⇒金砂湖⇒富郷⇒猿田⇒白髪隧道⇒白髪山ふれあい休養センター 約38km
・2日目 休養センター⇒早明浦ダム⇒伊勢川⇒中ノ川越⇒黒滝 約27km
・3日目 黒滝⇒桑ノ川⇒上倉⇒久礼町⇒土佐神社⇒仁井田⇒浦戸大橋⇒桂浜 約28km
・1986(昭和61)年 「日本海から瀬戸内海まで徒歩の旅」
・1990(平成2)年 「フォツサマグナ踏査行」
・1992(平成4)年 「みちのく横断」
・1994(平成6)年~1997(平成9) 「中央構造線踏査行パート1~パート4」
・1999(平成11)年 「北海道自然誌探訪徒歩の旅 東部編」
・2001(平成13)年 「北海道自然誌探訪徒歩の旅 東南部編」