<河川遡行とは>

 河口から源流に向かって、その途中の地域の歴史や文化を学びつつ川沿いに歩く。はっきりわかる最初の事業は1979(昭和54)年1月14日・15日の土器川河川遡行(歩行距離約35km)である。参加者は60名とある。参加者数としては資料から1987年度の71名が見える。1泊しているので二日目は竜王山に登り、塩江に下山したと思われる。その後、土器川河川遡行は1月の成人の日前後に2日間の行事として定着するが、満濃町での宿泊地確保ができず日帰り行事に変更した。この行事は2018年度まで続き、翌年距離を半減し「土器川河川遡行ハーフ」(参加者22名)と名称を代えて実施するが、その後は新型コロナ蔓延で現時点まで中断している。

<土器川以外の河川遡行>

 香川県内では、香東川、四国のその他の県では、吉野川、勝浦川、那賀川(135km、1987.12.28~翌年1.2、参加者33名)、物部川(1991年12.29~翌年1.1、参加者33名、三嶺登山)、仁淀川(1988.12.29~翌年1.3)、四万十川(約150km、1985.12.28~翌年1.2、参加者39名)なと゛。

 中国地方では江の川(約260km、1986.12.27~翌年1.3、参加者47名)などである。河川遡行は、ほぼ毎年度実施し、当協会の主な事業の一つとなっていた。

【行程】

・1日目 土器川河口右岸⇒長炭小学校(後に公民館)⇒みかど温泉(廃業後は道の駅「エピアみかど」に変更し、日帰り行事)

・2日目 みかど温泉⇒竜王山山頂⇒塩江・奥の湯温泉

・土器川河川遡行(日帰り)